つくりえいと

トップ 我流RPG制作論 愛があれば

 愛があれば

よく「途中で挫折しちゃった」なんて話を耳にします。 「ばかだなぁ。あそこは左折じゃなくて右折だよ。ったく方向音痴なんだから」 「えへへ。ごめんごめん・・・って、左折じゃなくて挫折だっての!」今日はそんな話じゃなくて(^^;) ゲーム作りを途中で諦めてしまわないようにするには、どうしたらいいのかという話です。

『Holy Knights〜忘れられた手紙〜』が1年7ヶ月、 『Holy Knights〜Another Story〜』が1年ちょっと、 『忘れ手DC』が4ヶ月。これだけの期間制作を続けられる私は、 きっと飽きにくい性格に違いない・・・とお思いでしょうか。いいえ、真逆です。 買ったゲームはどんなに面白くても2週目に突入しようとは思わないですし、 1〜2回だけ作ってボツになったコンテンツは数知れず、 『頑張れスライム盗賊団(うろ覚え...)』とか、知ってる人はまずいないでしょう(^^;) なによりサイトデザインを四期毎に変えていたのが、飽きっぽさの証明です。 大丈夫。飽きっぽい人でもゲームは完成させられますよ。

では、飽きっぽい私が、何故ここまでHolyシリーズを作り続けることができたのか。 それはずばり、あ、愛があるからです!冗談ではありません。 ハリウッド脚本術にも「ライター(脚本家のことです。火を吹く機械ではありません)は 主人公を愛さなければならない」と書いてあります。 そうです。愛です。愛が良い作品を生み、作る意欲を湧かせてくれるのです。

作っているゲームを自分の子供だと思って可愛がりましょう。 この子が世に出て、世界の人はなんて言うだろう?  この子のギャグで、人々はどんな反応を示すだろう?  この子の仕掛けは、何人の人々を悩ませるだろう?  そう考えれば、公開するその日が待ち遠しくなるはずです。 そうなれば、ちょっとやそっとの苦労でも挫折はしないでしょう。 おまけに、「こんなんじゃ世に出せない」と、 いつも以上のクオリティを求めるようになって一石二鳥。 くれぐれも「こんな子は地下室に隠してしまえ」なんて思わないように(^^;) 愛情をもって育てれば、どんな子にもいいところは必ずあるはずです。

ポイントは、ゲームの事で『多少苦労をする』ことです。 美人は3日で飽きるという言葉がありますが、 そこらの素材をかき集めた見かけ上美しいだけのゲームでは、 愛情を注ぐ事なんてできるはずがありません。


トップ 我流RPG制作論 愛があれば

(C)2001-2010 つくりえいと All rights reserved.