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カレーを作る時に、まずすることは何ですか?もちろん材料をかき集めることですよね。 材料を集めないで作り始めてしまうと、途中で「あ! 肉が無い!」なんてことになりかねません。 それだけでもうカレーは台無しです。それどころか、それはもうカレーではありません。 RPG作りにおいてもこれは同じことが言えます。何も考えないで作り始めてしまうことは、 簡単にゲームを作れるツクールにおいてはよくあることだと思います。しかし、 それはカレーの完成像を頭に描かないでカレーを作ることよりも、ずっとずっと恐ろしいことなのです。

1.まずはレシピを作りましょう。

カレーは経験を積むことでレシピなしでもできますが、 RPGは作るたびにレシピが違いますので、毎回レシピを作る必要があります。 レシピにはエンディングまでの大体のあらすじや作りたい演出(材料の一つです)を書いておきましょう。 私はレシピを書くのに『Story Editor』というソフトを使っています。

2.次は材料を集めましょう。

レシピが完成したら材料を集めます。RPGでの材料とは、上に書いた『作りたい演出』や『チップなどの素材』 『世界観』『キャラクター』などです。材料を集めたらもう一度確認。その材料だけでカレーは作れますか? 美味しいかどうかはこの時点ではまだわからなくて大丈夫です。

3.下準備は念入りに。

まずは材料を洗い、皮をむきましょう(必要なさそうな部分やおかしな部分を切り捨てる)次に材料を炒めます。 『世界観』や『キャラクター』は細かい部分まで炒め(設定し)ましょう。 焦って水を加えてはいけません。玉ねぎが茶色くなるまで何度も何度も炒めましょう。

4.いよいよ煮込みます。

十分に炒めたら水を加え煮込みます。じっくりコトコト煮込みましょう (大体のあらすじを何度も読み返し、おもしろいと思う演出を色々と加えていく) あく(矛盾)が出たらちゃんととりましょうね。ルー(問題の予兆「あ! あれはこのことだったんだ!」ってやつ^^)を加え されに煮込みます。ここで初めて味見をし、美味しいと思ったら盛り付けます。 不味かったらまだまだ煮込みが足りません。美味しくなるまで煮込みましょう。 ここまで煮込むことができたのですから、材料が悪いわけではありません。根気よく煮込みましょう。 それでも駄目だったら、仕方ないのでもう一度レシピを作り直します。 まだ実際には何も作っていないので、乗り換えはいくらでも可能です。

5.最後は盛り付けです。

満足のいくカレーができたらいよいよ盛り付けです。 カレーは皿に盛るだけでOKなのですが、実はRPG作りはここからが勝負だったりします。 実際にツクールで作り始めるのはここからです。 頑張って作ったカレーを少しずつお皿に盛り付けていきましょう。 (大体のあらすじを元に細かい所まで作っていきます)水や福神漬けを用意したり(お楽しみ要素を加える) 食べやすい温度に冷ます(戦闘バランスの修正)のも忘れずに! 味はご自分の舌で確認してあるはずですから、 これでおそらくとても美味しいカレーができあがることでしょう。


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