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宝石のように蒼く美しい空

手を伸ばせば届きそうな雲

それは見慣れない風景だった・・・

私は・・・誰・・・? 思い出せない・・・何も・・・

鳥が小声で私に話しかける

え・・・? なに・・・?

頭が痛い・・・ごめん・・・静かに・・・して・・・


きゃぁぁぁぁ!!

誰かの悲鳴が私の頭を揺らす

うぅぅ・・・頭が・・・静かにしてよ・・・

部屋の外へ出る

そこはどこかの建物の廊下のようだった

それ以上近づくんじゃねぇ!

この女がどうなってもいいのか?

い、痛い・・・

すまない・・・少しじっとしていてくれないか?

男は私に優しく、そう言ったような気がした・・・

落ち着きたまえ! それ以上罪を重ねて何になる?

おい! 聞いてるのかね?

ちょっとそこの森まで付き合ってくれ・・・

迷惑かけてすまない・・・

私はその男の人質になった


いにしえの森・・・

そこは昼でも夜のように暗く淋しいところ

私を連れて行くその男からは

この森と同じ声が聞こえる

私の胸からも・・・

悪かったな。もう帰っていいぜ

男はそう言ったが、私には聞こえる

1人は淋しい・・・孤独は怖い・・・と


どうして追われているんですか?

・・・・・・

俺は何もしていない。そのことを証明したいんだ

・・・そういうあんたこそ、なぜあんな所に?

私は・・・

動くなっ! お前は包囲されている。もう逃げられんぞ

お嬢さん。その男から離れてください

さあ、もう大丈夫です

大丈夫・・・それは聞きなれた言葉のような気がした

でも・・・


私は・・・助けに来た兵士を・・・

・・・殺してしまった・・・ううん

殺してはいない・・・正確には・・・

消してしまった・・・と言うのかな・・・

ヒトが消える・・・それって不思議なことなの?

何も思い出せない・・・


気付いた時には、私は男と共に走っていた

悲しく淋しい光に照らされた孤独の森を・・・

私は誰で、あそこで何をしていたのかはわからない

でも、孤独の声が私にこう言う・・・

振り返らずに進め・・・と

もう戻れない・・・もう光は見えない

私は孤独の森と・・・友達になった



記憶が蘇えっていくことが・・・

辛く悲しく感じるのは・・・

どうしてでしょう・・・?


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